
何度飛び立とうと重い心に鞭打って羽ばたいても、物凄い力で壁に叩き付けられるその感じ。あきらめたくも、すがりたくもなる。生きる事の残酷さ、楽しもうとする事の残虐さ、種族単位の多数決な異物排除本能。感受性の自由ほど他人に迷惑をかけないレベルのささやかなフィールドはないはずなのに。画一化した意識による攻撃は、攻撃する側の精神の均衡を保つためだけに発せられる焼夷弾。そんな不安定な安心に心を委ねるほど愚かではないが、画一化した価値観のもとでしか、日々の糧を得られないのが社会集団の生かされる仕組みでもある事は充分承知している。そんな中、ささやかな理解のひと言が、たったひと言が癒しの魔法のように心の痣をリセットしてくれる事も稀にはあるのだが。
