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2010年2月2日火曜日

030_写真遊び



























ポートレートとは言っても、被写体とともに撮影遊びをしている、と言った方が正解の場合も良くある。「なんじゃこりゃ」な、空間に遭遇した時に多い。被写体特有の日頃無意識に出ているキャラを引き出しそれに乗っかる。わざわざライトを当てていない部分にライトをあてる。そうして、時間が経ってその写真を見た時に気がつくのだ。その自分の存在の在処を追尾しきれるのかどうかを。光を当てる作業というのは「了承」の手続き。被写体自身が撮影者と同じ目線で「自分自身を配置する」3p的な遊びだったのだ。

029_写真遊び










































































撮影中にテンションがおかしくなる事もよくある事だ。いわゆる悪のりに近い「ノリ」の仕業だ。また、いつでも「ノリ」がつかみきれるように素材をちりばめて準備しておく事もまた「ノリ」への期待である。特別な人間関係ではなくとも、こうした空気を玩べる楽しみが撮影する側される側の醍醐味でもある。

028_写真遊び























































































何かがちぐはぐで、思い通りに行かない感じ。だるさと、期待感、何も考えたくないけど、何か楽しい事はしたい。思春期を過ぎても消えてはなくならない、妄想と現実のギャップ。遊びの中に燃えかすが残ったとき、あらわれる気怠さ。奇妙な違和感。そこに、ゆるく開かれた心の穴がある。隙という物とは違う、穴なのだ。「ま、いっか」の精神なのだ。押し付けられたシチュエーションよりも、押し流されたシチュエーションの方が言い得て妙なのだ。