039_Kazumi
どこかで、何かが繋がって、期待したり様子を見たり。でも、何かが違う。求めているのと何かが違う。そして、顔も名前も雰囲気も変わってゆく。飼われていたくない。大人にはどんな種類がいるのか、気になって確かめてみる。でもどうやって確かめたらいいか解らないからすべてを見せているのに。もっとよく見てくれたら、問題点も相談に乗ってほしい事も、どうして欲しいかも解るはずなのに。そこに踏み込まないという事は、特別に執着してくれない事の証、そう思うからすれ違っては離れてゆく。そんな人間関係なのに何かが残る。そこにいた事実とそこで色々考えた残像が残っているのだ。そういう足跡の化石の様な物。思い出せないかも知れないのに、そこにこびりついている。