
解らない。脆弱なのか強靭なのか。柔らかい物なのか、鋭い刃物なのか、あるいは、その全てなのか。理解しようとすればするほど混乱してゆく。わかってしまった時点で、それは既成イメージの押し付けになってしまって、距離が遠くなってゆくばかり。苦しみも悲しみも時代を受難する不平等な感受性も、そしていびつになった幼さや甘えた心も。自分の心の奥底に潜んでいる物は、意外と我慢強く努力家的な部分が骨格を作っているのだと信じたい。尊厳という名前の守るべきナニカ。のために。戦おう。せめてそのナニカのためには。
すべては、あなたと出逢うため。心の奥底で世界のつながりを感じあうため、表現とはそういう希望を孕んだ一筋の放物線。地に落ちるその前に、あなたの胸の奥底に引っ掻き傷を残したい。そのかさぶたの内側で、あなたを悩ませたいとさえ思っているのかもしれない。