
「廃墟の様な場所でタバコを吸うのが趣味」といっていた彼女が、未青年ではなくなったので、写真に撮らせてもらった。実は未青年はあまり写したくないのだ。この写真の続きがなかなか始まらない。構想が決まっているめずらしいパターンなのだがなぜだろう。内心は早く進めたいのだがなぜが、始まらない。準備はできているのに。
すべては、あなたと出逢うため。心の奥底で世界のつながりを感じあうため、表現とはそういう希望を孕んだ一筋の放物線。地に落ちるその前に、あなたの胸の奥底に引っ掻き傷を残したい。そのかさぶたの内側で、あなたを悩ませたいとさえ思っているのかもしれない。